OpenMPTCProuterの作成

貧弱な回線を複数束ねて速度を高速化できると話題のOpenMPTCProuterを実際に作って試しました。

今回はサーバー側の構築方法だけサラッと紹介して、実際の使用感に触れていきたいと思います。

サーバー側の構築

現状対応しているのはUbuntuかDebian9,10のみのようです。Ubuntuで構築している方が多かったので今回はDebian10で構築していきます。

構築と言ってもコマンドを一つ打つだけですが・・・・
また、今回はアップデート、セキュリティ周りの解説はしませんのでご自身でお願いします。

サーバーにインストールするには以下のコマンドを入力します。

wget -O - https://www.openmptcprouter.com/server/debian9-x86_64.sh | sh

終わりです。お茶でも飲んでインストールが終わるのを待ちましょう。

ちなみにubuntuでインストールする場合は以下のコマンドです。

wget -O - https://www.openmptcprouter.com/server/ubuntu20.04-x86_64.sh | 

インストールが終わると再起動を促されるのですが、設定の確認用に以下のコマンドで現在のカーネルを確認しておきます。

uname -a

確認後再起動して下さい。

ssh接続で設定している場合接続が切れるため、再度接続が必要です。その際にsshのポート番号が65222番に変更されるため注意が必要です。
再接続した際に以下のコマンドで正常に設定されているか確認します。

uname -a

カーネルが変わっていれば成功しています。

暗号鍵情報などは以下に記載されているのでメモしておきましょう。

cat /root/openmptcprouter_config.txt

クライアント側の構築

以下のサイトからクライアント用のイメージがダウンロードできますので、そこからダウンロードして起動して下さい。

OpenMPTCProuter
OpenMPTCProuter permit to aggregate multiple Internet connections with the help of Multipath TCP (MPTCP) and shadowsocks

ラズベリーパイであればダウンロードしたイメージをsdにRufus等で焼く事で使えます。
初期設定などもそこまで難しくなかったです。
スクリーンショットなどが無いため、申し訳ないですがクライアント側の構築は他サイトを参考にして下さい。

ちなみにクライアントにはどこのご家庭にも転がっているラズベリーパイを利用しました。

私は家に転がっていたラズベリーパイ3を利用しました。最新の4は排熱をしっかりしないと熱暴走を起こしやすいそうです。

実際に使ってみて

実際に3本のネットを束ねてみました。速度は上がりましたが正直なところ使い勝手はなんとも言えないです。

束ねた回線は以下の3回線です。

回線1
回線1
画像2
回線2(固定回線)
回線3
回線3

3回線を束ねた結果

束ねた結果
3回線を束ねた結果

結果だけ見るとかなり速くなったように感じます。

ただ、これには一つ問題もあり、一番早い回線に多く通信が割り振られるので通信量が偏ります。また、技術的にShadowSocksを使っているらしくNetflixなどのVPN、プロキシ制限をかけているサイトに繋がらなくなります。

設定から特定の通信をサーバー経由から外す事はできそうですがそこまでするかと言われるとなんとも・・・

使い放題のネット回線が複数あれば片方がダウンした時用などに使えると思うので悪くはないと思います。

終わりに

個人的にNetflixなどが使えなくなるのが痛いかなと思いました。もし自分の回線がADSL波の速度であれば使ったかもしれませんが、5~10mbps程度平均して出ているとおそらくデメリットの方が上回るんじゃないかなぁ・・・

構築は非常に簡単だったので自分の環境にあうか試してから決めると良いと思います。

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