就職時・転職時の口約束には要注意

生活

前回の記事で転職時の医療保険制度の切り替えについてご紹介しました。

今回は転職時の注意について実体験をもとに記事を記していきたいと思います。

始まりは転職がきっかけ

筆者は前職から転職をして、従業員10人以下の地方の中小企業に入社をしました。

中小企業ということで、大企業のように給与の明確な条件等が定まっておらず、面接時に「入社後、〇か月は時給制の試用期間でその後、月給制の正社員として登用・正社員登用の詳しい内容に関しては試用期間中に一緒に検討する」という流れを互いに確認しました。

労働条件というのは会社から一方的に告知されるものだと思っていたので、「従業員の要望も取り入れててくれるなんてなんていい企業なんだ…」とこの時点で素直に思っていました。

後になって気づきますが、この時、こういう考えになっていたからこそ、今回のような問題を引き起こすことになってしまいます。

試用期間中は面接時に話した通り、正社員登用の要件を労使で互いに検討する時間が数回設けられました。その中で月給の金額や休暇等の検討も行われ、「月給○○万円ぐらい(金額は伏せますが、同年代よりも高い金額)だったら生活も苦しくないようね」と筆者側の生活に関して配慮をいただきながら、枠組みが決まっていきました。

試用期間が終了。正社員になるはずが…

既定の試用期間が終了し、月給制の正社員になる期日となりました。首都圏の時給と地方の時給には雲泥の差があります。このため地方で安価な時給制で働くのは生活が苦しいですし、正社員になるための試練だと思うしかありません。このこともあり、正社員の登用を今か今かと心待ちにしていました。

しかし、筆者の期待とは裏腹に社員登用予定日に人事担当の方から「社員登用には様々な取り決めが必要だということが分かったから、もう少し待ってほしい」と言われたのです。

確かに雇用するにあたって就業規則や労働条件等、決めることはあります。しかし決して短くはない試用期間があったわけですから、「試用期間のうちにある程度決められたんじゃ…」と心のうちで思ったことを覚えています。

最初は1か月先延ばしの予定が…

社員登用が先延ばしになることは残念でしたし、少し不信感はありましたが、試用期間だけ働いて登用されないから辞めるというのは、社会的にあまりよろしくないことは確かです。「もう少し待てば社員登用されるんだしもう少し我慢しよう」という考えに至り、先延ばしされた社員登用を待つことにしました。

途中の経緯は割愛しますが、1か月、2か月と先送りになり、結局正式に正社員登用されたのは、規定の試用期間+3か月後のことでした。

正社員登用の労働条件を見てみると…

それでも、社員登用してもらえれば、時給制から解放されて、ゆとりのある生活を送れると考えていた筆者だったのですが、登用にあたり手渡された労働条件通知書を見て、喜ぶどころかがっくり。

なんと試用期間中に話した月給の金額や休暇のことなど一切反映されていなかったのです。さすがに少しは反映されていると思っていただけにとても驚きました。

驚いたとともに「これまで安価な時給制で働いてきたのに、これではあんまりだ」と思った筆者ですが、これから再度、就職先を探すことはコロナウイルスの関係で社会情勢上難しいと判断したことから、泣く泣く、その労働条件で働くことにして、現在に至ります。(本来であれば、今すぐにでも辞表を提出して別の働き口を探したいところですが…)

この事例からの注意するべきこと

転職や就職にあたり、前述した筆者のような事例は、度々起こるかというとそうではないと考えられます。しかし、反対に起こる可能性がゼロかというとそれも断言はできません。

では、どうやったら筆者のような状況に陥らないか。それは「書面に残しておく」ということでほとんど解決ができます。

筆者の場合、人事担当の方と労働条件の検討する中で枠組みに関して口頭で話はしたものの、その日の進捗や、決定事項などを書面に残すことは一切ありませんでした。前述した通り、筆者の生活を配慮してくれるような言葉がちりばめられており、まさかこんな状況にはならないだろうと完全に油断していたのでしょう。

書面に残すと聞くとなんだか「形式にはめるなんてなんだか堅苦しい」と考えがちですが、打ち合わせの内容を確実にしておくためには、このような用意をするべきです。

どうしても書面では堅苦しすぎるという場合には、予め、宣言をして「録音」とするという選択肢もあるでしょう。どんな形であれ「何か後で確認できる形で保管しておく」ことが重要です。

労使対等と言われてはいますが、未だに労働者(すなわち、今回で言う筆者)の立場が弱いことは明らかです。このような立場でも自分を守れるように、守る術を覚えておくことが重要なのではないでしょうか。

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